お知らせ

2022 ブラッシング指導より

暦の上では立春、まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいです。
新型コロナウイルス、インフルエンザなどの感染症に注意しなければなりません。
引き継ぎ、感染予防対策も取り組んでまいります。

歯磨き指導をしていて、歯面は、綺麗に歯磨きができている方は、たくさんいらっしゃいます。が、歯と歯の間のお手入れを、されていない方が多いと感じます。

どんなに歯ブラシで、歯磨きをしても、歯と歯の隙間には、磨き残しとなった歯垢が溜まっています。

そのままにしていると、歯と歯の間が虫歯になってしまったり、歯茎が炎症起こして、歯周病の原因にもなってしまいます。

そこで、歯と歯の間は、歯間ブラシを使って磨く必要があります。

口腔内を健康な状態に保つ為には、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)を使う必要があります。


今回は、歯間ブラシについて、お話したいと思います‼︎

歯と歯の隙間は、個人差があります。

まずは、歯と歯の隙間に合った太さの歯間ブラシを選択する必要があります。あまり細すぎると、清掃効果は落ちます。逆に太すぎると、歯茎を痛めてしまったりします。

ナイロンの毛のタイプと、ゴムタイプのものがあります。
ナイロンタイプは、非常に清掃効果は、高いですが、軸がワイヤーなので、使い方を誤ると、歯茎を傷つけてしまうこともあります。

ブラシの部分が直のものと、L字に曲がっているものがあります。
歯間ブラシは、使う場所によって、使いやすい場所と、使いにくく感じる場所があります。
その為、使いやすさが重要になります。

親指と人差し指で、つまんで歯と歯の隙間に、歯間ブラシを挿入するようにします。
押したり引いたり、前後に動かして使います。
奥歯は、外側と内側と両方から磨くと効果的です。

歯磨きした後に使っていただくと、よいと思います。
(歯磨き前でも、使っていただいてもかまいません。)

毛先が乱れてきたり、ワイヤーが曲がって折れやすい状態になってしまったら、早めに交換して、使っていただきたいです。

歯間ブラシが、通らない場合は無理に押し込んだりしないで下さい。
そういった場合は、糸ようじ(フロス)も一緒に併用して、お手入れして下さい。

歯間ブラシの使い初めは、歯茎から出血しやすい時もあります。
痛みが伴う時は、様子をみながら、使っていただく方がいいです。
歯茎に炎症があると、出血しやすいので、痛みがなければ、使うことを控え目にされなくてもいいと思います。


歯ブラシのみで、歯垢は、取り除けません。
大人になってからの虫歯や歯周病は、歯と歯の間で発生することは、多いです。
その為、歯間ブラシで歯と歯の隙間を磨くことで、予防していくことが大切になります。

普段から、できることを積み重ねていくことが、自分の歯を大切にでき、そして、生涯自分の歯で生活できる状態を保っていけます。
その為に、ご自分に合った、歯間ブラシを選び、使う事が大切です!

歯磨きに関して、わからない事があれば、いつでも、ご相談下さい。
歯間ブラシ使ってみたけど、上手く使えないわ。と、言った場合も、使い方など、ご指導させていただきます。

衛生士 岡村